世界中から利用される TCP ベースのアプリケーションを、固定の静的 IP で受け付け、AWS のグローバルネットワーク経由で最寄りの正常なリージョンへルーティングして、可用性と性能を高めたいと考えています。最も適したサービスはどれですか。

1 / 1
回答を選択してください
正解C

解説

TCP アプリをグローバルに高速・高可用にルーティングするサービスを選ぶ問題。

  • 1TCP ベースのアプリケーションHTTP のキャッシュ配信ではなく TCP/UDP トラフィックの転送 に対応する必要がある
  • 2固定の静的 IP静的なエニーキャスト IP を入口として提供できること
  • 3最寄りの正常なリージョンヘルスチェックに基づき 正常なエンドポイントへグローバルに誘導 できること
A不正解

Amazon CloudFront

Amazon CloudFront は、HTTP/HTTPS のコンテンツをエッジでキャッシュして配信する CDN です。

得意なのは Web コンテンツの配信高速化 であり、TCP/UDP トラフィックを静的 IP で受けて経路ごと最適化する 本問の要件は Global Accelerator が担うため不正解です。

B不正解

Amazon Route 53

Amazon Route 53 は DNS サービス で、レイテンシーベースのルーティングなどはできます。

ただし DNS が返した後の 通信経路はインターネット任せ で、固定の静的 IP の提供もありません。経路そのものを AWS 網に乗せて高速化する のは Global Accelerator のため不正解です。

C正解

AWS Global Accelerator

正解。AWS Global Accelerator は、世界中からのアクセスを速く・安定させるサービスです。

要点は 3 つです。①入口に 変わらない 2 つの静的 IP が用意される。②通信は最寄り地点から AWS 専用ネットワーク に入り、混雑しやすいインターネットを通らず目的地へ届く(だから速い)。③障害が起きたリージョンは自動で避け、正常なリージョンへ振り向ける

HTTP に限らず TCP/UDP のアプリにも使えます。

D不正解

Elastic Load Balancing(ELB)

Elastic Load Balancing は、単一リージョン内 で複数のターゲットへトラフィックを分散するサービスです。

複数リージョンにまたがるグローバルなルーティング は担えないため不正解です。実際には Global Accelerator の背後のエンドポイントとして併用されます。

ポイント

『静的 IP』『TCP/UDP』『最寄りの正常なエンドポイントへ』は AWS Global AcceleratorHTTP コンテンツのキャッシュ配信なら CloudFront。GA=経路の最適化(キャッシュなし)/ CloudFront=キャッシュ配信、と効き方で区別する。ELB はリージョン内、Route 53 は DNS。