AWS が公開している同じ規格の認証の証明書を入手し、自社の認証の根拠として提出する。
AWS が公開する認証の証明書は、自社の審査でAWS 側の管理を説明する材料としてなら役立ちます。
しかし、認証の対象は、認証を受けた組織のプロセスです。AWS のサービスを使っていても利用する企業が自動的に認証されるわけではなく、この会社が担う AI の利用と管理は審査されないままです。
ある保険会社は、AI の管理に関する国際規格の第三者認証を取得する必要があります。同社の生成 AI (GenAI) アプリケーションは、同じ規格の認証を受けた AWS の AI サービス上で動作しています。しかし、経営陣は AWS の認証が自社にも適用されると考えており、認証に向けた自社の準備は進んでいません。 この国際規格の認証を取得するために、この会社が最初に取り組むべきことはどれですか。
AWS の認証を受けたサービスを使う企業が、AI の管理に関する第三者認証を取得する
AWS が公開している同じ規格の認証の証明書を入手し、自社の認証の根拠として提出する。
AWS が公開する認証の証明書は、自社の審査でAWS 側の管理を説明する材料としてなら役立ちます。
しかし、認証の対象は、認証を受けた組織のプロセスです。AWS のサービスを使っていても利用する企業が自動的に認証されるわけではなく、この会社が担う AI の利用と管理は審査されないままです。
Responsible AI Lens でアプリケーションをレビューし、その結果を準拠の証拠として提出する。
Responsible AI Lensは、責任ある AI の観点でアプリケーションの設計を見直したいときに使う、AWS Well-Architected のガイダンスです。
AWS は、このガイダンスをコンプライアンスや保証のチェックリストとして使わないよう明記しています。レビューの結果を提出しても、認証で問われる自社の管理の仕組みの代わりにはなりません。
AI の利用と管理に関する自社の手順と体制を整え、自社として認証の審査を受ける。
AI の管理に関する国際規格の認証は、認証を受けた組織の AI の管理のプロセスが対象です。AWS の認証は AWS 自身のプロセスが対象で、利用する企業は自動的には認証されません。そのため、AI の利用と管理に関する自社の手順と体制を整え、自社として審査を受けます。
AWS 責任共有モデルに沿って、AI の管理における AWS と自社の責任分担を文書にまとめる。
AWS 責任共有モデルに沿った分担の文書は、規制当局や取引先に、AWS と自社のどちらが何を担うかを説明する場面で役立ちます。
しかし、この会社に必要なのは、自社として認証を取得することです。分担を整理しても、自社が担う AI の利用と管理のプロセスは整わないままです。
AI の管理に関する国際規格 (ISO/IEC 42001) の認証は、認証を受けた組織のプロセスが対象です。
・AWS の認証 → AWS 自身の AI の管理のプロセスが対象。利用する企業は自動的には認証されない
・自社の認証 → AI の利用と管理に関する自社の手順と体制を整え、自社として審査を受ける (AWS の認証は取り組みを進めやすくする)
「クラウド事業者が認証済みだから自社も認証済み」と考える選択肢に注意しましょう。