Q1次のコードを実行すると画面に何が表示されますか?print("Python", "入門")
printとコメントの書き方
Python の print 関数とコメント、f-string による値の埋め込みの基本を学びます。最初の出力からプログラムを書く準備までを一通り押さえます。
標準出力(print)
プログラムから画面に文字を表示する仕組みを標準出力と呼びます。Pythonでは print() という関数を使い、丸カッコの中に書いた値を画面に表示できます。
入門書で最初に登場する「Hello, World!」も、この print() で表示するだけのシンプルなプログラムです。
文字列は "..."(ダブルクォート)でも '...'(シングルクォート)でも、どちらで囲んでも意味は同じです。ただし囲み始めと囲み終わりは同じ種類を揃える必要があります。
数値はクォートで囲みません。
print("Hello, World!") # Hello, World!
print('こんにちは') # こんにちは
# 数字はクォートで囲まない
print(123) # 123
# カンマで区切ると、半角スペース区切りで連結される
print("Python", "は楽しい") # Python は楽しい
コメント
コメントとは、プログラム中に書いておけるメモ書きのことです。実行時にはPythonに無視されるため、人間が読むためだけに存在します。
面倒ですが、「このコードが何をしているのか」を他の開発者に伝えるために書きましょう。
# から行末まではコメントとしてPythonに無視されます。行の途中から書いても、その場所より後ろがコメントになります。
1行コメント(#)
#(シャープ)を書くと、そこから行末までがコメントになります。
行の先頭だけでなく行の途中からでも書けるので、コードのメモとしてよく使われます。
複数行コメント("""...""")
複数行にわたる説明を書きたいときは、"""(ダブルクォート3つ)で前後を挟むと、その間をまとめてコメントにできます。
厳密には「複数行の文字列」ですが、どこにも代入しなければ実質コメントと同じ働きをします。
# この行は1行コメント
print("実行される") # 行末にもコメントを書ける
"""
ここは
複数行にわたる
コメントとして使えます
"""
print("ここも実行される")
コメントはコードを一時的に止めるのにも使える
動かしたくない行の先頭に # を付けると、その行だけ実行をスキップできます。これをコメントアウトと呼び、バグ調査や試行錯誤のときに便利です。
f-string で値を埋め込む
ここまでは決まった文字列の出力しかしませんでした。実際には「こんにちは、{太郎}さん」のように変数(変数については次のページで話します)の中身を文章に混ぜて表示したい場面があります。
そんなときに使うのが f-string(エフ文字列) です。文字列の先頭に f を付け、{変数名} と書くだけでその場所に変数の中身が差し込まれます。
name = "太郎"
age = 18
# f-string:{} の中に変数名を入れる
print(f"私の名前は{name}です") # 私の名前は太郎です
print(f"私は{name}、{age}歳です") # 私は太郎、18歳です
# 計算式もそのまま書ける
print(f"来年は{age + 1}歳") # 来年は19歳
# 参考:古い書き方 .format() でも同じことができる
print("私の名前は{}です".format(name)) # 私の名前は太郎です
f-string は Python 3.6 以降で使える現在の標準的な書き方です。
以前は "...{}...".format(値) という書き方が主流でしたが、今から学ぶ人はまず f-string を覚えればよいです。
この記事では、Pythonで最初に覚えたい道具 — print() による画面出力、# や """...""" によるコメント、そして変数の値を文字列に埋め込む f-string を学びました。
ここまでできれば、値を組み立てて画面に出す基本のプログラムが書けます。次の記事では、値を入れる箱である変数を扱います。
理解度チェック
まずは1問ずつ答えてみましょう。
Q2Pythonで1行コメントを書くときに使う記号はどれですか?
Q3次のコードの実行結果はどれですか?name = "Alice"
print(f"Hi, {name}!")