Linux 基礎まとめ — コマンド早見

Linux基礎で学んだ移動・作成・操作・閲覧と検索・権限・プロセス・viの各コマンドを、図と早見表で観点ごとに横断整理して復習の入口にできます。

Linux 基礎で学んだコマンドの全体像

このページはブラウザで実行する演習ではなく、ここまでの基礎コマンドの一覧・整理が目的です。

Linux 基礎シリーズで扱ったコマンドを、移動・作成・操作・閲覧と検索・権限・プロセス・編集の観点で 1 ページにまとめます。

早見表から各記事へ戻り、いつでも復習に使えます。

基礎コマンドの分類マップ
移動pwd / ls / cd作成mkdir / touch操作cp / mv / rm閲覧cat / head / tail検索grep / パイプ |入出力> / >> / 2>権限ls -l / chmodプロセスps / kill / &編集vi / i / :wq
移動・作成・操作・閲覧・検索・入出力・権限・プロセス・編集の 9 分野で基礎コマンドを整理します。

移動・作成・操作のコマンド早見

ファイルシステムを移動し、ディレクトリやファイルを作り、コピー・移動・削除する基本コマンドです。

日々の作業で最も頻繁に打つグループです。

移動 → 作成 → 操作 の流れ
pwd / ls / cd現在地を読み、移動するmkdir / touch / echo >ディレクトリ・ファイルを作るcp / mv / rm複製・移動・改名・削除する
現在地を確認して移動し、作成し、コピー・移動・削除へとつなげます。
コマンド用途
pwd現在地の絶対パスを表示する
ls / ls -l / ls -a中身を一覧する(詳細・隠しファイル含む)
cd /path / cd .. / cd ~移動する(絶対パス・親・ホーム)
mkdir name / mkdir -p a/b/cディレクトリを作る(階層をまとめて作成)
touch file空のファイルを作る
echo 'text' > fileファイルに書き込む(上書き)
cp src dstファイルを複製する(元は残る)
mv src dst移動または名前変更する(元は残らない)
rm file / rm -r dirファイル・ディレクトリを削除する
rmdir dir空のディレクトリを削除する

閲覧・検索・入出力のコマンド早見

ファイルの中身を見たり、目的の行を探したり、出力の流れを切り替えたりするコマンドです。

パイプ|でコマンドをつなぐと、検索や集計を組み合わせられます。

コマンド用途
cat fileファイル全体を表示する
head -n 5 file / tail -n 5 file先頭・末尾の数行を表示する
wc -l file行数を数える
grep word file指定した文字列を含む行を探す
grep -i / -n / -r大小無視・行番号付き・再帰検索
cmd1 | cmd2前のコマンドの出力を次へ渡す(パイプ)
cmd > file / cmd >> file出力をファイルへ(上書き・追記)
cmd < fileファイルを標準入力として渡す
cmd 2> fileエラー出力をファイルへ振り分ける
記号効果
a ; b結果に関係なく順に実行
a && ba が成功したときだけ b
a || ba が失敗したときだけ b
echo $?直前のコマンドの終了ステータス(0=成功)
'...'そのままの文字($VAR展開しない)
"..."$VAR / $(...)を値に展開

権限・プロセス・編集のコマンド早見

ファイルの権限を読み書きし、実行中のプロセスを確認・停止し、テキストを編集するコマンドです。

サーバー運用で必ず使う分野です。

複数ユーザーの本番サーバーでは、権限設定がアクセス制御として機能します。

権限・プロセス・編集の役割
ls -l / chmodrwx 権限を読み・変更するps / kill / &プロセスを確認・停止するvi / i / Esc / :wqテキストを編集・保存する
権限の読み書き、プロセスの確認と停止、テキスト編集の 3 分野を整理します。
コマンド用途
ls -l権限・所有者・サイズ付きで一覧する
chmod +x file / chmod 644 file実行権の付与・8 進数で権限を設定する
chown user file所有者を変更する
ps / ps -ef実行中のプロセスを一覧する
ps | grep name名前でプロセスを絞り込む
echo $$今のシェル自身の PID を表示する
cmd &コマンドをバックグラウンドで実行する
kill PID指定した PID のプロセスを終了する
kill -9 PID応答しないプロセスを強制終了する
vi fileテキストエディタ vi でファイルを開く
i / a / o挿入モードへ(左から・右から・下に新しい行)
Escノーマルモードへ戻る
:w / :wq / :q!保存・保存して終了・破棄して終了

お疲れ様でした!

ここまでで、ファイルシステムの移動、ディレクトリとファイルの作成、コピー・移動・削除、中身の閲覧と検索、入出力の切り替え、権限の読み書き、プロセスの確認と停止、viでの編集まで、Linux サーバーを操作するための基礎がそろいました。

この早見表は手元に置いて、コマンドを忘れたら各記事に戻って実際に手を動かしてみてください。

次は、これらを組み合わせてテキスト処理やシェルスクリプトを書く中級編へ進みましょう。