順番に読み進めながら学べます

パスとディレクトリ移動 — 絶対パスと相対パス

絶対パスと相対パスの違い、. .. ~ / の特別な記号の使い分け、pwdとls -lでの現在地の読み方を、ブラウザ端末で移動しながら学べます。

絶対パスと相対パス

パスとは、ファイルやディレクトリの場所を表す文字列です。

/から書き始めるものを絶対パス(ファイルシステムの最上位を起点にした完全な道筋)、現在地を起点に書くものを相対パスといいます。

cd /tmpは絶対パス、cd ..は相対パスでの移動です。

パスの書き方と指す先
cd /tmp/tmp(絶対パス= / から)cd ..1 つ上の親へ(相対)cd ~/root ホームへ
絶対パスは/から、相対パスは現在地からたどります。
cd /tmp     # 絶対パスで移動
pwd         # /tmp
cd ..       # 相対パスで 1 つ上へ
pwd         # /
cd ~        # ホームへ
pwd         # /root

① 絶対パスで/tmpへ移動し、pwdで現在地を表示して確認してください。

② 続いて相対パスの..で 1 つ上のディレクトリへ移動し、pwdで現在地を確認してください。

③ 最後にホームへ戻り、pwd/rootに戻れたことを確認してください。(正しく実行できれば解説が表示されます)

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特別な記号 — / . .. ~

パスの中では次の記号が特別な意味を持ちます。

組み合わせると、現在地を基準にした柔軟な移動ができます。

.は今いるディレクトリそのものを指し、コピー先や実行パスの指定で使います。

/etc/hostnameのように/がパスの途中にあるときは、ディレクトリ同士をつなぐ区切りとしてはたらきます。

記号意味
/ルート(最上位)。先頭にあると絶対パス、途中では区切り
.現在のディレクトリ
..1 つ上の親ディレクトリ
~ホームディレクトリ(ここでは /root)
ls .                    # 今いる場所=省略時と同じ
cp /etc/hostname .      # カレントへコピー
./script.sh             # カレントの実行
mkdir -p a/b/c   # 練習用の階層を作成
cd a/b/c         # 相対パスで深く移動
pwd              # 末尾が /a/b/c
cd ../..         # 2 つ上へ戻る
pwd              # 末尾が /a

① 練習用にmkdir -p a/b/cで 3 階層を作成してください。

② 相対パスでa/b/cまで移動し、pwdで末尾が/a/b/cになっていることを確認してください。

..を 2 つつないで 2 階層上へ戻り、pwdで末尾が/aになっていることを確認してください。

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現在地を読む — pwd と ls -l

pwdは現在地の絶対パスを表示します。

ls -lはそのディレクトリにある項目を 1 行ずつ詳しく一覧し、ls -l /のようにパスを渡すと、その場所へ移動せずに中身を確認できます。

現在地を読む
pwd現在地の絶対パスを表示ls -l今いる場所の中身を一覧ls -l /ルート直下の中身を一覧
pwdで現在地、ls -lでその場所の中身を確認します。
pwd          # 現在地の絶対パス
ls -l        # 今いる場所の中身を詳細表示
ls -l /      # ルート直下を移動せず確認

pwdで今いる場所の絶対パスを表示してください。

ls -lで現在のディレクトリの中身を詳細に一覧してください。

ls -l /でルート直下にどんなディレクトリがあるかを、移動せずに確認してください。

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QUIZ

理解度チェック

まずは1問ずつ答えてみましょう。

Q1絶対パスの説明として正しいものはどれですか?

Q2パスの中の..は何を指しますか?

Q3pwdを実行すると何が表示されますか?