順番に読み進めながら学べます

中身を見る — cat / head / tail / wc

catで全体を表示、headとtailで先頭・末尾、wc -lで行数を数える使い分けと、ログ確認の流れを、ブラウザ端末で実際に操作しながら学べます。

全体を表示する — cat

catはファイルの中身をすべて画面に表示するコマンドです。

短い設定ファイルやメモのように、全体をひと目で確認したいときに使います。

ファイル名を渡すだけで、最初の行から最後の行までそのまま出力されます。

とても長いファイルは、Ubuntu などではlessを使って 1 画面ずつスクロールしながら読み、qで終了します。

本講座のコンソールではcatで全体を表示し、長いファイルは次に学ぶheadtail必要な部分だけを取り出して確認します。

ファイルの中身を見る手段
cat file.txt全行をそのまま表示head / tail先頭 / 末尾だけ取り出すwc -l file.txt行数を数える
全体はcat、一部はhead / tail、量はwc -lで見ます。
echo one > memo.txt      # 1 行目を書き込み
echo two >> memo.txt     # 2 行目を追記
echo three >> memo.txt   # 3 行目を追記
cat memo.txt             # 全行を表示

echo a > sample.txtで 1 行目を書き込み、echo b >> sample.txtecho c >> sample.txtで追記して 3 行のファイルを作ってください。

cat sample.txtで中身を全部表示し、a b cの 3 行が出ることを確認してください。(正しく実行できれば解説が表示されます)

Linux console
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先頭を見る — head

headはファイルの先頭から指定した行数だけを取り出すコマンドです。

オプションを付けないと先頭 10 行を表示し、-nの後に数を書くとその行数だけになります。

長いログの冒頭や、データの最初の数件だけを確認したいときに役立ちます。

書き方意味
head f先頭 10 行を表示する(既定)
head -n N f先頭 N 行を表示する
head の動き
head f先頭 10 行を表示(既定)head -n 2 f先頭 2 行だけ表示長いログの冒頭全部見ずに最初だけ確認
headは先頭から表示します。-nで行数を指定できます。
echo l1 > log.txt     # 素材を作成
echo l2 >> log.txt
echo l3 >> log.txt
head -n 2 log.txt     # 先頭 2 行(l1 l2)

echo a > data.txtecho b >> data.txtecho c >> data.txtで 3 行のファイルを作成してください。

head-n無しでdata.txtに実行し、既定では先頭 10 行(素材が 3 行なので全行)が出ることを確認してください。

③ 次にheadで先頭の 2 行だけを表示してください(-nのあとに半角空白を空けて行数を書きます)。

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末尾を見る — tail

tailはファイルの末尾から指定した行数だけを取り出すコマンドです。

オプションを付けないと末尾 10 行を表示し、-nで行数を指定できます。

ログの最新行を確認したいときによく使います。

書き方意味
tail f末尾 10 行を表示する(既定)
tail -n N f末尾 N 行を表示する
tail の動き
tail f末尾 10 行を表示(既定)tail -n 2 f末尾 2 行だけ表示ログの最新行末尾だけ素早く確認
tailは末尾から表示します。最新行の確認に向いています。
echo l1 > log.txt     # 素材を作成
echo l2 >> log.txt
echo l3 >> log.txt
tail -n 2 log.txt     # 末尾 2 行(l2 l3)

echo a > data.txtecho b >> data.txtecho c >> data.txtで 3 行のファイルを作成してください。

tailで末尾の 2 行だけを表示してください(-nのあとに半角空白を空けて行数を書きます)。

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行数を数える — wc

wcは単語数や行数を数えるコマンドです。

-lを付けるとファイルの行数だけを表示します。

ログが何行たまったか、データが何件あるかを、中身を全部見なくても素早く把握できます。

書き方意味
wc f行数・単語数・文字数を表示する
wc -l f行数だけを表示する
wc -w f単語数だけを表示する
wc の動き
wc f行数・単語数・文字数wc -l f行数だけを表示件数の把握中身を見ずに数える
wcは数を数えます。-lで行数だけを取り出せます。
echo a > data.txt     # 素材を作成
echo b >> data.txt
echo c >> data.txt
wc -l data.txt        # 行数(3)

echo a > data.txtecho b >> data.txtecho c >> data.txtで 3 行のファイルを作成してください。

wcの行数オプションでdata.txtが何行あるかを表示してください(行を意味するオプションを付けます)。

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行数は`-n`で明示する

headtailで確認したい行数が決まっているときは、-nで範囲を明示すると欲しい部分だけを正確に取り出せます。

QUIZ

理解度チェック

まずは1問ずつ答えてみましょう。

Q1ファイルの中身を最初から最後まで一度に表示するコマンドはどれですか?

Q2ファイルの末尾の数行だけを表示したいときに使うのはどれですか?

Q3wc -l data.txtを実行すると何が分かりますか?